J3第3節 今治-琉球観戦旅行記 ~フットボールが芽生える景色~
平素より大変お世話になっております。
いつの話なんじゃいという話はさておき、個人的にとても懐かしい観戦旅行紀という形でブログをお届けしてみたいなと思います。
3/19(日)のFC今治vsFC琉球@今治里山スタジアム。J3ならではの土地に旅をしようと思って、かなり早い段階から参戦を決めていました。
前日の3/18(土)には極寒大雨で観客3400人のニッパツ三ツ沢競技場にて京都サンガゴール裏のど真ん中でバモり散らかし、4得点で乱舞しすぎてクッタクタでした。
やっぱサンガの応援はいいんだよなぁ。スネアで盛り上がれるし、チャントでいうと「情熱」も「ENJOY」も歌えたし、勝ち確BGMの「もっと京都」もたまりまへんでなぁ。
そのコンディションでもなんだか寝るタイミングを逃してしまう私の体調が心配ですが、それでも当日きちんと朝5時に起きて6時前の電車に乗って羽田空港に向かう。一人アウェイ遠征に赴く非常識野郎たるものこのくらいの常識がないといかんのですよ。
ただ、電車の中で福岡遠征に向かいそうな湘南ユニを着た方を発見したのですが、私が琉球ユニを身に着けたのは手荷物検査場を通り抜けた後でした。ちょっと衆目を気にしてしまった。
睡眠時間最悪だったので飛行機の中ではずっと寝てました。あと松山空港も大学院時代に何度も訪れたことがあり、特に感慨もありません。お土産をちょっと買った後は自分のことやってました。旅行紀を書く気なら多少テンションを上げてほしいものです。
事前予約していたバスにて今治里山スタジアムまで直行。なんか驚くほど加速時の振動が少ないマイクロバスだなと思っていたのですがどこの車か確認するのを忘れていました。しくじった…
目についた景色はガンプラ専門店(愛媛に?)、淡路島バーガー今治中央店(今治に?)と太陽石油のコンビナート(かっけーけど管理大変そー…)。あとSOLATOって愛媛FCのユニか何かで見たことある!って思ってました。寝ないように頑張って外を見ていました。
着いたときに気付いたのだがメインスタンドの真ん中の階段からピッチに入るのは「ありがとうサービス夢スタジアム」で「今治里山スタジアム」は新しいスタジアムなんすね。
5000人規模のスタンドの周りには土地が残されており、「これがこの先の拡張性を残しているというやつか…」と訳知り顔で歩いていました。
威圧感しかないスポンサー陣。デロイトでマジで笑う。去年嫌な思い出があるので←
隣のピッチで試合してた小学生がすごい今風な繋ぐサッカーをしてました。
少し前から考えるんですけど、新しいサッカーがインストールされた下の世代がどんどん入って来る中生き残ってるベテラン選手ってすごいですよね。
お土産付きチケットと書かれたら買わないわけにはいかなかった。
ピッチ近すぎ問題。
ステーキカツカレーだっけ。美味しかった。
さて、試合については、ピッチに近すぎてよくわかりませんでした←
1失点目は田口が鍵山へのパスコースあったのに牟田に逃げたのが発端でしたね。
あと今治は安直に守備ラインを下げなかったので、森が持ち上がっても前線にスペースがなかったことと、ピッチに随分水を撒いていたのでボールタッチがやや覚束なかったことで苦労していたように見えました。
この日はいつもより多めに回っていた気がする森田凜。勇気ある持ち上がりを見せる森侑里。この2人のプレーを見ていたおかげか、最近自分がボール蹴る時もくるくる回れたり運ぶドリブルができたりしてるんですねこれが(「カラコーレス」と「コンドゥクシオン」で検索検索ゥ!こくやん大先生見てますかー!)。
生で見られなくても良いプレーにアクセスしやすくなる新世代の方が実力が上がるというのも自然な流れなのか。
「これは金崎でも入れて前線引っかき回すしかないかな~」と思ってたらズバリ後半から登場した金崎、後半開始数分で逆転というなんだか昔のゴールラッシュを思い出す猛攻で、2点目には裏抜けからアシスト。
この近さで生で見てたら、動きがネコ科のそれでした。鈴木孝司や阿部拓馬とは違うベクトルでレベチのFWやで…。二見との肉弾戦は見ごたえ抜群。
さて、逆転したもののその後は決め手を欠く琉球。アキレス腱断裂から帰ってきた阿部拓馬や金崎が分かりやすくボールを収めてしまうものだから、攻撃が中央大集合になっていった感がありました。
じりじりとした展開の中、今治も気持ちを切らしません。球際の強さで強引に押し込んでくる様はまさに「村上海賊サッカー(命名俺)」。それを後押しするのが、臨場感たっぷりのスタジアムと、詰めかけたお客さん達のイノセントな歓声。
その想いが実り、ラストプレーのミドルシュートで今治が追いついて会場のボルテージは最高潮。勝ち点1を分け合う結果となりました。
「勝てた試合を落とした」とは思いませんでした。この日の試合については戦況は五分五分で、勝ち点がいくつになっても不思議ではありませんでした。
もしサッカーの女神が微笑んだ要因があったとしたら、今治のお客さんたちが作り上げた、目の前の光景を愛する雰囲気だったかなと思います。殺伐としていない分、リバウンドメンタリティも発揮しにくい。それでいてキャパが小さいスタジアムいっぱいにお客さんが入っている圧力は感じる。「ここに今からフットボールが根付いていくんだろうな」と感じられる貴重な空間でした。
岡田武史や並々ならないスポンサーが揃うこのクラブが、ここから何をしでかしてくるのか。「俺、J3時代に今治行ったことあるんだぜ!」と古参面できる日が来るのか。楽しみですね。
さて、おそらく琉球ゴール裏で一番声を張っただろうという自負があるくらいでしたが、試合の後も踏ん張って観光してきました。
日本三大水城、今治城。
御城プロジェクトReでいつもお世話になっております、吹揚神社。結構感動。
城を訪れたからには城下町を一望せねばなるまいて。
今治市は、静かな町でした。
部屋とジンベーニョと私。何らかの旅行支援でええ宿泊まったりましたわい。
いい宿の肉は泣くほどうまい。
本遠征最大の収穫。
お友達増えたねぇー!🥺
揺れに揺れるJRの特急で徳島経由で淡路島に帰り、親戚に顔を見せてから帰って私の4連休は幕を閉じましたとさ。おしまい。
試合は引き分けでしたが、まあ結局旅行は最高だし知らない土地は最高だしサッカーは最高だしバリィさんは最かわだし俺もお前らも人生最高だってコト。
お疲れさまでした。お先に失礼します。
<本日の一曲>
銃の部品/PEOPLE 1